会社やお店には常務用エアコンは欠かせません。広い空間では大きな出力が求められるので、家庭用にはないパワーがあるものが必要となってきます。新規設置の場合の業務用エアコンの取付工事手順は、①「作業前打ち合わせ」スムーズな作業進行のため、安全設計・作業内容を全員で確認（空調搬入経路・配管経路・取付位置・補修内容・電源確認など）します。②「室内養生」建物や備品などを傷や汚れから保護するため、搬入経路や作業範囲を養生します。

必要に応じて、工事エリアだけではなく通路や材料置き場にも養生を行ってくれるところもあります。③「機器搬入」室内機・室外機を搬入します。ビルなどに会社や飲食店がある場合も多いので、その現場状況によっては道路使用許可申請などの手続きを行って、深夜などにレッカー等を利用してビル屋上や敷地内に搬入することもあります。④「開口工事・配管工事」業務用エアコンは天井に埋め込むタイプのものが多いので、天井タイプの場合は天井開口・補強工事と配管経路の開口工事を行います。

⑤「設置工事」室内機・室外機の設置をします。⑥「試運転・引き渡し」試運転をして異常がないか確認します。確認後、片付け・掃除・取り扱いの説明をして施工完了のサインがもらえれば取付作業完了です。作業時間はだいたい3時間～9時間が平均となっています。

業務用エアコンの取付費用は、機器そのものの値段や現場の広さなどのもよるのでピンキリですが、5万～20万が相場です。業務用エアコンの取付をお考えの方は参考にしてみてください。